22B純正4ポット・キャリパーへ交換 |
純正部品流用 |
FHI: Branded bright red 4 pot calipers for Impreza 22B |
名称 | メーカー | 品番 | 必要個数 | 定価(税別単価) |
ディスクブレーキキット(右前用) |
FHI |
26291FA070 |
1 |
¥24,600 |
ディスクブレーキキット(左前用) |
FHI |
26291FA080 |
1 |
¥24,600 |
ブレーキホース(右前用) 注1 |
FHI |
26540FE000 |
1 |
¥2,400 |
ブレーキホース(左前用) 注1 |
FHI |
26540FE010 |
1 |
¥2,400 |
パッドキット 注2 |
FHI/JURID |
26296FA100 |
1 |
¥12,400 |
クロススプリング |
FHI |
26232FA020 |
2 |
¥420 |
ディスクブレーキピン |
FHI |
26228FA000 |
4 |
¥300 |
ブレーキホース・ガスケット |
FHI |
114130151 |
4 |
¥40 |
ブレーキホース・ユニオンボルト 注3 |
FHI |
26536AA001 |
2 |
¥110 |
ブレーキホース・クランプ 注3 |
FHI |
25546GA400 |
2 |
¥120 |
ボルトアンドワッシャアセンブリ 注3 |
FHI |
901130011 |
4 |
¥230 |
部品番号、価格は参考データです。 内容の信憑性は保証しません。 |
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■注1 |
4Pot車用の純正ブレーキホースは車種、年代によって別部番のものがあります。 表示のものは、BE/BH(D型)のセダンMT車、インプレッサNBR(B型)に採用されていたものです。 部番、採用車種比較は本文を参照してください。 |
■注2 |
パッドキットは、インプレッサ22B、S201、NBR、フォレスターなどに採用されているものです。 D型レガシィの4Pot車用(ブリッツェン、S-edition)には別部番(本文参照)で設定がありますが相違点の詳細は不明です。 |
■注3 |
錆、損傷がない場合には現在装着されている部品の再利用も可能です。 但し、ユニオンボルトは別途用意しておいたほうが交換時の作業性は向上します。 |
ブレーキは重要保安部品です。 ちょっとした不注意、作業ミスが本人ばかりか他人を巻き込んだ重大な事故の原因となる場合もありますのでD.I.Y.にあたっては、十分な準備と経験者のアドバイスを受けながら時間に余裕を持って確実に作業を進めてください。 |
レガシィ乗りなら一度はやってみたいと思う(?)モディファイの代表格がインプレッサ22Bに装着された対向型4ポットキャリパー(通称赤キャリ)への換装ではないでしょうか。 |
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私も前車(BD5B)に乗っているときから、そのルックスにあこがれて換えてみたいと思っていましたが、手持ちの純正ホイールが履けなくなるなど不都合も色々あったため先延ばしになっていました。 ムック本などでは「レガシィはブレーキ性能が貧弱」のようなことがよく書かれていますが、正直なところ私自身は特にそう思ったことはありませんでした。 ガツンと効く様な方向に持っていくだけならパッドやブレーキラインを交換したほうがコストパフォーマンスがいい、ということは先に装着した仲間から聞いて判っていましたので、私の場合は専らドレスアップ目的での交換です。 いや、ただ作業して満足感を得たかっただけかもしれません。(爆) スバルディーラーでは交換作業を引き受けてくれるところ、禁止しているところなど対応はまちまちのようです。 D型ブリッツェンやS-editiionで4Pot装着車が正式にラインナップされて対応に変化があったかは確認していませんが、最初からD.I.Y.交換しか考えていないのでまあ関係ないですけど。 とりあえずパーツは快く、しかも格安に取り寄せてくれました。(^^♪ |
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写真1: 4Potキャリパー装着必要パーツ一式 |
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私は写真1にあるようにすべて富士重工の純正パーツで揃える一番サイフに優しいチョイス(たぶん)をしましたが、パッドやブレーキホースをSTi製や社外品にするなど、好みと予算に応じていろいろアレンジできます。 ■ 純正パッド 富士重工純正の4Pot用パッドは、22B、S201、NBRなどインプレッサ系のものと、レガシィのBE/BHのD型の純正4Pot車用(ブリッツェン、S-editiion)のものは別部番になっています。(レガシィ用部番:26296AE120、¥12,500) 同一部品が別部番で供給されているのか、素材、セッティングがレガシィ用にアレンジされているのかは未確認です。 私は、22B、S201、NBRなどインプレッサ系用のパッドを選んでみました。(リスト参照) パッドの製造元は刻印を見るとユーリッドとなっています。 パッドセットには、シム、スペーサー、Mクリップ、グリス一式が含まれています。 なお、キャリパー本体の製造元(OEM元)は、刻印などから住友電工であると推測できます。 ■ 純正ホース 4Potキャリパー対応(L型ツメ付)の純正ブレーキホースも私が調べた限り少なくとも以下の3種類が存在します。
これから購入するのであれば、最新モデルにも採用されているNo.3のパーツを選択するのが良いと思います。 さらに上を狙うならSTi(又は他社)のステンメッシュホースという手もあります。(コメント欄参照) ディスクローターに関しては、私の場合は走行距離10,000km程度(一般公道のみ)で、外周部に耳も殆どできていなかったので交換はしませんでしたが、磨耗度合いによっては、研磨、新品交換しなければならないこともあります。
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■ 作業にあたって 冒頭にも書いたように、ブレーキは重要保安部品なので作業には細心の注意と整備解説書に書いてあることが理解できる程度の知識、相応した作業環境が必要で誰にでも気軽に勧められるものではありません。 ボルトオン作業は道具さえあれば難しいことはありませんが、エア抜き作業は確実にやっておかないと事故に繋がりますので少しでも不安がある場合には、潔く工賃を払って信頼できるショップに任せましょう。 あと、ブレーキに限らずD.I.Y.作業をする際には、富士重工発行の整備解説書に目を通しておく程度の心得は最低限必要だと思います。 いずれにしてもメーカーが勧めている訳でも何でもないので、保証、クレームの対象からは外れることを覚悟の上で作業に臨んでください。 ■ 作業時間 約2時間〜(技量・手際による) ■ 必要工具・材料
■ 作業要領
BBSのRG-Rから覗く赤いキャリパーは、性能云々を抜きに文句無く純正のスライド式キャリパーよりいいです。(写真10)>ミーハー 絶対制動力のUPは期待していませんでしたが、踏んだときのフィーリングは良くなりました。 パッドに因るところも大きいと思いますが・・・ パッドは前述のように22B用純正部品を使いましたが、ダスト量はかなりです。 一日走るとホイールがかなり汚れます。 また、私は気になりませんが、ブレーキ鳴きも相応にするので音に敏感な方は要注意です。 4Potキャリパーへの取付けはレガシィ純正(スライド式2Potキャリパー)用のホースのままでも可能ですがユニオンボルト部分の回転止めがなくなるので、一抹の不安が残ります。(写真8) 私は万全を期すために4Pot用のものに交換しました。 作業当時は商品構成がありませんでしたが、今ならSTiから4Pot対応のレガシィ用ステンメッシュホース(前:4Pot、後:片押し)も販売されている(OEM元:ニチリン)のでそれを利用して一層のフィーリングUPを狙ったと思います。 なお、4Pot用のブリーダーキャップは、材質が悪いようですぐにボロボロになるので注意が必要です。 結局この組み合わせも半年ほど乗っただけでS401に乗り換えてブレンボにステップUP、赤キャリは外して別のオーナーの元へ旅立って行きました。 性能UPとドレスアップの両方を狙うなら迷わずブレンボキットですが、ドレスアップと経済性重視なら赤キャリに軍配が上がります。(^^♪■
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写真2: |
純正片押しキャリパー @Aロックピン BCキャリパー固定ボルト Dパイロットフランジボルト |
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写真3: キャリパーボディを跳ね上げて分離 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真4: |
キャリパーサポートを外す(右側) ローターまで外す必要はないですがついでなので点検・清掃 |
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写真5: キャリパーサポートを外す(左側) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真6: 赤キャリをボルトオン装着(左側) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真7: ブレーキラインをここで分離・差換 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真8: 4Pot用ホースにはツメがある | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真9: |
クロススプリングは湾曲している方を上にセット |
写真10: BBS RG-R GP 17" +赤キャリ |
写真11: BE5C純正ホイール 17" +赤キャリ |
参考資料
普段なかなか見たり比較する機会の無いブリードスクリュの画像です。 4Potキャリパー用(写真12)と純正スライド式キャリパー用(写真13)では部番が異なります。 外見上の違いでは、4Pot用の方が口金部分〜首が太くなっています。 ブリードスクリュそのものの流用は絶対に避けるべきですが、材質的に問題のある4Pot用のブリーダーキャップの代わりに、片押し用のものを使ってみるのは可能かもしれません。(未検証) なお、ブレンボ用のブリードスクリュはねじ径、大きさなどが全く異なります。 |
写真12: 4Potキャリパー用ブリードスクリュ | 写真13: BE5C純正キャリパー用ブリードスクリュ |
最終更新: 2005.02.07. |
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