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2. S401とは...

スバル・レガシィ S401 STiバージョンのページ

1. S401 イントロダクション

所有期間: 2,535日 

走行距離: 58,830km 

稼働時間: 2,153時間02分

2009.11.01.現在

Title Picture S401

SUBARU Legacy S401 STi Version  (Applied model: BESD4UH, 02MY, JDM)


はじめに

  この≪スバル・レガシィ S401STiバージョンのページ≫では、 私が2002年11月に購入して以来愛車としているブラックトパーズマイカのS401(BESD)について、 車両の基礎データやインプレッション、モディファイ箇所、トラブル記録などをユーザーの視点から (勝手に)書き綴っています。

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S401に関するSTI公式WEBサイトは こちら

Owner's Manual - Click here to open PDF 

写真2: 取扱説明書(左: レガシィD型 右: S401) 

S401取扱説明書(右)の内容は こちら (PDF 330KB)

購入までのいきさつ

 長いこと待ち望まれてきたレガシィのSTiバージョンが登場するとの情報が私に聞こえてきたのは2002年9月のことでした。

 当時BE/BH型は1998年のデビューから4年を経て半年後(2003年5月)にはフルモデルチェンジを控えていたこともあり、モデル末期ならでは(?)のスバル得意の特別仕様車が次々登場し、販売価格の面でも大バーゲンセールが行われるようになっていました。 

 私自身はB4( BE5C型 )に乗り換えてまだ2年弱、いろいろ弄ってようやく自分好みの一台になってきた矢先にSTIも実に酷なことをしてくれます。(笑)  もう1〜2年前に登場していれば二度手間にならなかったのに…、と恨めしく思いつつもデビューから4年以上を経て外見にこそ斬新さが薄れたものの、 中身が熟成しきった今こそがベストタイミングなのかなぁ…、などと早速貰ってきたカタログを眺めながらセールスの策略にまんまとハマっていくのでした。(爆)

 400台の限定車であることや数々の特別装備、スペシャルチューンに目が眩み、更には スバル本社ショールーム で実車を見てしまったことで、決心がつきました。

 それにしても車両本体の定価が435万円、諸費用を含めて約490万円はクルマ一台のためには払ったことのない金額です! 普通なら手を出さないはずなのですが、今回は一線を踏み越えさせる「何か」がありました。  ベース車のほうは時期的にもかなり大幅値引きが期待できたようですがS401に関しては皆無でした。  ただし、その後のアフターサービスではたいへんな恩恵を受けているのでトータルでは満足のゆく買い物だったと思うことができています。

 下取り車のB4については、以前買取専門店でディーラーの下取りよりずっと好条件で売却できた経験があったのでどうしたものかと迷いましたが、納車まで長期間代車を用意してくれ、下取り価格もまずまずだったので今回は購入先の スバルディーラー にすべて任せることにしました。

オーダーから納車まで

 S401の正式発表は2002年10月8日(火)、デリバー開始は2002年11月12日(火)からということで、最低一ヶ月は待つことを覚悟していました。 発表後間もなくオーダーして車台番号と納車日が確定したのが11月中旬でした。

 下取り車を10月末までに引き渡すことになったのでノーマル戻し作業を進めようと思ったのですが、2002年の10月は何故か週末になると雨が降ってばかりで作業がなかなか思うように捗らず、完了したのは引渡し当日でした。

 その後の約4週間はディーラーが用意してくれた インプレッサNB による代車生活となりましたが、不慣れなSSATには最後まで馴染めませんでした。

Brand-new S401 at Dealer Depot

写真3: 納車前。 ディーラーデポにて

 当方に引き当たった車両は、車体部品の日付印などからスバル 矢島工場 の量産ラインを11月12日前後にラインオフしたものと思われます。 その後、同工場敷地内にある部品架装専用ラインに移ってキャリパーなどが換装され、販社デポを経由して営業所に搬入されたのが11月19日、陸事で持ち込み検査登録して引渡しは11月23日に行われました。

 納車日までなんかとても待っていられないので、営業所にクルマが到着したとの連絡が入った当日、早速見に行くことにしました。(写真3)

 シリアルナンバー(XXX/400)が何番になるか気になっていましたが、二桁台の番号でした。

ファーストインプレッション

S401 Key Holder

写真4: シリアルナンバー刻印キーホルダー

画像にマウスをあてると中身が見えます。

 納車はこれまでずっとこちらから出向いてディーラー営業所でやってきたので今回もそうしました。

 自走持ち込み登録をした関係でオドメータは50km程になっていました。 ガソリンは重量計測のために50Ltr.程度は入れておく必要があるようですが、満タンにしてくれていました。

 代車の インプレッサNB (SSAT)から乗り換えて真っ先に感じたのは静かなこと、そして何より6MTの剛性感の高さに感激しました。  インプレッサがかなり騒々しかったので尺度が狂ってしまった感もあり、 B4 からダイレクトに乗り換えていたらまた異なった印象を得たのかもしれませんが、洗練されたジェントルな乗り味であるのは間違いありません。  こんないいMTがあるのにあのグニャグニャした5MTを作り続けるのは罪だと思いますがねぇ… 一度味わってしまうと逆戻りはできません!

カスタマイズ

 私のようなレベルではモディファイをするところを探すのに苦労します。 ヘタに弄ると改悪になりかねないので少なくとも当面はエンジン、給排気系など基本的な部分は弄らず、専ら内外装、小パーツなどで カスタマイズを楽しむ ことにしました。

 

続インプレッション (逐次追記)

▶   2004年11月、納車されてから丸2年を経過して走行距離はようやく2万kmになりました。  その間にレガシィもFMCしてBL/BP型となり、既にB年改になりましたが、S401の魅力はまったく色褪せていないと思っています。  すばらしいクルマには違いないのですが、トラブルも随分ありました。  専用パーツのページ にも記しましたが、エンジン・過給機周りのトラブル(オーバーブースト)は、解決まで時間がかかりました。  ブレーキ 周りのトラブル(フルード漏れ)は四輪のキャリパーを一回以上交換しましたが、まだ完璧ではありません。  もともとブランド信仰は特にもっていないつもりですが、ブレンボというブランドイメージがダウンしたのは否めません。  ただ、限定車のメリットと言えると思いますが、開発者自らが出向いてトラブルに対処してくれたり、トップと対話する機会に恵まれたり、 匿名性の高い大量生産品では通常ありえない作り手との親近感を得られたことで、トラブルもフォロー次第ではマイナスイメージに働くばかりでないことを 改めて実感しました。  いや、むしろ得した気分にすらなっていたかもしれません。  STIにはこうした誠意ある顧客対応を今後もぜひ続けて行ってほしいと願っています。  2〜3年で乗り換えるのは勿体無いクルマで、調子はこれからまだまだ上向いていくことと思っています。2005.01.追記


▶  2005年11月 、第一回目の車検を通しました。 ここ1年は多忙で仕事は専ら電車通勤になってしまい、余暇でドライブを楽しむ時間も殆どなくなってしまったため 極端に走行距離が伸びなくなってしまいましたが3年間の走行距離は26,000km余りでした。 この機会に坊主になりかけていた タイヤ と弱り始めたバッテリーを新品に交換してリフレッシュを図りました。2005.12.追記


▶  2006年4月 、1セット目のブレーキパッドが限界近く磨耗してきたのでSTIから発売されているスポーツパッドに交換しました。 また、STI/Bilsteinのコラボレーションによる 車高調整式サスペンションキット のBE/BHレガシィ向け製品が発売されたので装着、同時に アライメント もきっちりとりなおしました。   気がついてみればこの半年で足回りをかなり大幅にリフレッシュしたことになりますが、結果はとても良好でS401ライフはますます充実しています。2006.06.追記 


▶  2007年8月 、走行距離約42,000kmで1セット目(純正)のフロント・ブレーキローターがほぼ限界まで磨耗したので交換しました。  純正のbremboローターでも良かったのですが、以前から気になっていた 2ピース型のローター で見た目、性能(多分…)で更なるグレードアップを図ってみることにしました。  交換した際、左フロントのキャリパー固定ボルト1本が破断してしまうトラブルが起き、已む無くbremboキャリパー1個を新調することになってしまいました。  更に、交換直後には右フロント・タイヤに釘が刺さるトラブルが続いたため、タイヤ4本も山を残したまま予定時期よりやや早めに 交換 してしまいました。2007.09.追記


▶  2008年12月 、今年も“維持り”の年でした。 年明け早々、飛び石でフロントガラスを交換、その後風切音に悩まされ再作業を2回行ってようやく解消しました。 通勤でほぼ毎日往復40数kmのドライブをしているため、常に事故を起こさない、貰わないを肝に銘じてハンドルを握っていますが、万一のことを考えて4月にドライブレコーダーを装着しました。 9月にはブレーキパッドを新調、フロントに使っているPFCのディスクに合わせてPFCのパッドを奢りました。 これまで使った純正(ユーリッド)、STIに比べてダストの量が格段に減り、ホイールが汚れにくくなったとともに、鳴かなくなりました。 11月にはLLCの交換、フロントサスのアッパーマウント交換+アライメント調整、また12月にはハイビームとフォグライトのHID化、新車時から6年以上使用してきたロービームのHIDバーナーと3年使用したバッテリーを交換しました。(2008.12.追記)  

 

車両データ (新車購入時のスペック)

項 目 スペック Specifications Items
車名・型式 スバル GH-BES Model Type
車体形状 Sedan Body shell
車種 S401 STi Grade
■エンジン  

Engine

原動機形式 EJ20 Type
総排気量 (cc) 1,994 Displacement (l/cc)
圧縮比 9.0 Compression ratio
最高出力 [kw(ps)/rpm] 216 (293)/6,400 Max. output [kw(ps)/rpm]
最大トルク[Nm(kgm)/rpm] 343 (35.0)/4,400 - 5,600 Max. torque [Nm(kgm)/rpm]
燃料供給装置 EGI (Multi point sequential injection) Fuel system
燃料タンク容量 (l) 64 Fuel tank capacity (Ltr.)
燃料種類 Unleaded Super Fuel type
■トランスミッション  

Transmission

変速機形式 6MT Type
変速比(第1速) 3.636 1st Gear ratio
変速比(第2速) 2.375 2nd
変速比(第3速) 1.761 3rd
変速比(第4速) 1.346 4th
変速比(第5速) 1.062 5th
変速比(第6速) 0.842 6th
変速比(後退) 3.545 Reverse
減速比 3.900 Final reduction gear ratio
■寸法・重量  

Dimensions & Weight

全長 (mm) 4,615 Overall length (mm)
全幅 (mm) 1,695 Overall width (mm)
全高 (mm) 1,400 Overall height (mm)
ホイールベース (mm) 2,650 Wheel base (mm)
トレッド (mm) 1,465 Tread front (mm)
1,465 Tread rear (mm)
室内長 (mm) 1,965 Room length (mm)
室内幅 (mm) 1,420 Room width (mm)
室内高 (mm) 1,155 Room height (mm)
車両重量 (kg) 前軸 910 Front Net weight (kg)
後軸 610 Rear
1,520 Total
乗車定員 5 Seating capacity
車両総重量 (kg) 1,795 Gross weight (kg)
ホイールサイズ 18 x 7.5JJ Wheels
タイヤサイズ 215/40ZR18 Tires
最小回転半径 (m) 5.6 Turning circle diameter (m)
最低地上高 (mm) 145 Ground clearance (mm)
■ステアリング  

Steering

歯車形式 Power assisted rack and pinion Type
ギア比 15.0:1 Gear ratio
■懸架装置  

Suspension

前輪 Coil suspension & McPherson Strut type Front
後輪 Coil suspension & multi link type Rear 
■制動装置  

Brakes

ブレーキ形式 17"4 piston brembo ventilated discs Front 
17"2 piston brembo ventilated discs Rear

 

フォトギャラリー

S401 フロントビュー S401 リアビュー

Front View    Rear View

1,200 x 900

メーカーHP

http://www.subaru-sti.co.jp/s401/index.html

2. S401とは...

このページの最終更新: 2009.11.01.