スバル純正サイドパフォーマンスアーム |
純正部品流用 |
| SUBARU: Side Performance Arm |
| 名称 | メーカー | 品番 | 個数 | 価格(税別単価) |
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トレーリングアームブラケットRH |
FHI |
20540AE080 |
1 | ¥1,500 |
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トレーリングアームブラケットLH |
FHI |
20540AE090 |
1 | ¥1,500 |
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サブフレームフロントサポートRH |
FHI |
20517AE050 |
1 | ¥2,000 |
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サブフレームフロントサポートLH |
FHI |
20517AE060 |
1 | ¥2,000 |
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フランジボルト (リアアーム前)* |
FHI |
M000175 |
2 | ¥200 |
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フランジボルト (ショック下)* |
FHI |
M000177 |
2 | ¥240 |
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フランジボルト (ブラケット固定)* |
FHI |
M000178 |
6 | ¥180 |
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フランジボルト (サポート前) |
FHI |
M000178 |
2 | ¥180 |
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フランジボルト (サポート後) |
FHI |
M000179 |
2 | ¥250 |
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セルフロックナット (リアアーム前) |
FHI |
20550AA010 |
2 | ¥200 |
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セルフロックナット (ショック下) |
FHI |
20550PA000 |
2 | ¥180 |
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セルフロックナット (スタビリンク) |
FHI |
023510000 |
2 | ¥160 |
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ワッシャ (ショック下)* |
FHI |
900335056 |
2 | ¥30 |
| ■ | *印のボルト、ワッシャ類は、再利用も可能なので必須アイテムではありません。 ただし、錆び、ねじ山やヘッドの変形は本来の締付強度が得られなかったり予期せぬトラブルの要因となるので、少しでも異常を見つけたら迷わず新品を使うようにします。 特に、トレーリングアームブラケットをボディに固定しているフランジボルト(左右各3本)は、締付時にねじ山が傷ついている場合があるので再利用には注意が必要です。 セルフロックナットは整備解説書に従って再利用不可としています。 なお表示価格はパーツ一個あたりの値段です。 |
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1 |
リフトアップして後輪を外す ▶何はともあれこれやらなければ始まりませんネ |
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2 |
スタビリンクのナット(下側)をトレーリングアームから外す (写真3矢印) ▶左右のサスを自由に動かすために外します。 リンク部分を外さないでスタビ固定ボルトを外す手もありますが、締付時にネジ山を舐めやすいので私は面倒でもリンクを外すようにしています。 |
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3 |
トレーリングアームブラケットのケーブル固定ボルトを外す |
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4 |
ダンパー下側のフランジボルト・ナットを外す (写真3矢印) ▶トレーリングアーム上下動の自由度を増すため |
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5 |
リアアーム前側ナットを外す (写真4黄色矢印) ▶インパクトは入らないのでめがねとスピナーが必要 |
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6 |
トレーリングアームブラケット固定ボルト(M14-3ヶ所)を外す (写真4緑色矢印) |
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7 |
リアアーム前側フランジボルトを抜く ▶ブラケットを外さないとボルトは抜けない |
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8 |
SPA対応のトレーリングアームブラケットにリアアーム前側フランジボルトを差し込んでナットを仮締めする |
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9 |
トレーリングアームブラケット固定ボルト(M14-3ヶ所)を締める ▶ボルトには5-56などを塗布して手締めする ▶T: 110±15[11±1.5] |
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10 |
リアアーム後端をジャッキUPして水平状態に保ってから前側フランジボルト・ナットを締める ▶T: 150±20[15±2] |
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11 |
トレーリングアームブラケットのケーブル固定ボルトを取り付ける |
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12 |
サブフレームのフランジボルト、ロアフロントストッパを外す (写真4青色矢印) ▶外したストッパは不要 (写真5) |
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13 |
サポートアーム(SPA本体)をボルトで固定する ▶T: 110±15[11±1.5]ブラケット側(前側) ▶T: 175±20[17.5±2]サブフレーム側(後側) |
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14 |
ダンパー下側のフランジボルトをリアアームに挿して締付ける (写真3点滅箇所) ▶T: 160±20[16±2] |
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15 |
スタビリンクをトレーリングアームに取り付けて仮締めする (写真3点滅箇所) |
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16 |
後輪を取り付けてリフトダウン、15のスタビリンクを本締めする ▶T: 44±6[4.5±0.6] ▶締付箇所のトルクチェック、試走、点検 |
写真1: 使用部品一式 (ブラケット、アーム、ボルト)
写真2: SPA対応トレーリングアームブラケット
写真3: ダンパー下、スタビリンクのボルト・ナットを外す
写真4: 緑:ブラケット、黄:リアアーム、青:ストッパ
写真5: 外したストッパーは使いません


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上表の1から7までの作業は、難なく順調にクリアできました。 4は、インパクトが入らないのでロングめがねとスピナーハンドルを使って緩めましたがリフトアップしていると、かなりきつく締まっている箇所でも力を掛けやすいので作業は楽です。 ウマ掛けだと入る工具の長さが限られるのできついと思います。
トラブルは手順8のトレーリングアームブラケット(左側)をボディ側に締め付ける際に発生しました。(写真6の箇所) 3本あるM14ボルトのうち1本がライン生産時に既に曲がって締め付けられていたようでねじ山が半分バカになりかけていました。

写真8: 使用工具一式 下回りはM14(19mm)がメイン
無理矢理締めこむとねじ山を完全に舐めてしまうことになって、収拾つかなくなる恐れがあったのでとりあえず2本のボルトだけで固定して自走できるようにしてその日はピットを後にしました。(汗) 帰路、片方は2本のボルトでしかブラケットが固定されていないにもかかわらず、SPAの効果は明らかに実感できました。 その後、急遽タップを用意してねじ山を整えて無事ボルトは装着できました。 レンタルピットだったので時間で課金されクルマ置きっぱなしで帰るわけにも行かず一時はどうなることかと焦りました。
教訓として、トレーリングアームブラケットの固定ネジは、リアアームを挿してブラケットを取り付ける(リアアームのせいで動きの自由度がかなり制限されます)前に仮にボルトだけをねじ込んで見てスムーズに入るかを確認しておくべきだと思いました。(ボルトには5-56を塗布するなどして極力スムーズに入るようにする) また、締めこむ際は3本を平均に少しずつ締めていくようにします。 あと、整備解説書にも書いてありますが、ブッシュ部分の締付は、ねじれ回避のため基本的に接地状態(又はそれと同等の状態)で本締めするようにします。
なお、サブフレームの固定ボルトのところ(SPAを締める部分)に元々ついていたお皿状の部品ロアフロントストッパ(写真5)はサポートアームを取り付けた後は不要なので再利用しません。
フロントのロアアームスティフナーもシャシー性能の変化が実感できるアイテムでしたが、このSPAも鈍い私ですら十分体感できました。 こんな棒一本で味が変わるなんて不思議なものです。
| BE/BH型レガシィのA〜C年改車へのサイドパフォーマンスアーム装着はメーカーの保証・クレーム対象外です。 作業はあくまで自己責任で行って下さい。 |
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最終更新: 2004.12.30. |
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