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　私が導入した2002年夏当時はダッシュボード上に置く一体型が主流でしたが、見栄えと盗難防止の観点からアンテナ、車載器が車外から見えない位置に取り付けられる三菱電機製の本体、アンテナ、スピーカー分離型（EP-421H=終売）を選択しました。（写真1）

　この機種の場合、取り付けに必要な配線は、電源供給（ACCとアース）、アンテナ、スピーカー線です。　レガシィBE/BH型以降はオプションコネクターがあるので電源確保は容易になりましたが、ミラーコントロール、レーダー探知機、オーバーヘッドクロック、ナビ、バックカメラ、フィルムアンテナのブースター電源など後付け電装品だらけで、次々に付け足していくと訳が判らなくなってしまうので自分なりの回路図（メモ）を作っておくと後々便利です。　タコ足配線のままインパネ内部に押し込んでおくと走行中に突然足元にコードが垂れ下がったりして危険なので、すべての後付用品が単体でコネクタで脱着できる”専用ハーネス”を作って取り付けました。

車載器セットアップ

　2002年当時は、その場でセットアップをしてくれるオンライン店は多くありませんでした。　大手カー用品店は殆ど定価販売だったり、カードと抱き合わせみたいだったので敬遠して、セットアップだけをやってくれて持ち帰りができる店を探して購入しました。　三菱電機系列特約店の電装屋さんですが、その場でセットアップ完了、DIYで取り付けした後に訪れてもチェッカーで受信具合をチェックしてくれたり、サービスも良かったです。　一般的に特約店は定価販売のようなイメージがありますが、このご時世そんなこと言ってられないようで、しかも店員（＝おやじ？）の知識、技量、信頼性はバイト主流の量販店の比ではないので私は迷わず利用させてもらっています。

アンテナ設置場所に注意！

　アンテナの設置場所は、ナビやレーダー探知機同様、ダッシュボード上には何も置きたくなかったので当初はインパネ内部に設置していました。（写真3）　ただ、ETCチェッカーで確認すると低い割合で送受信エラーが発生していることがわかりました。　実際のゲート通過でも通信エラーで何回か料金所で立ち往生を経験したため、万全を期してアンテナをウインドシールド中央上側に移設しました。　アンテナ本体は、トヨタ純正部品（デンソー製？）としてアンテナカバー（写真2）が発売されていたので早速流用、アンテナ線はD側Aピラー内部からルーフトリムの裏を這わせました。（写真4）　これでダッシュボード上のスッキリ感を保ったまま通信精度の問題をクリアすることができました。　以来ETCチェッカーでも実走でもトラブルは一度も発生していません。　GPSアンテナ（カーナビ）と違い通信エラーが他車を巻き込んだ衝突事故の原因にもなり得るので、アンテナの設置場所は慎重に決めることが必要だと思います。

本体・スピーカーの取り付け

　車載器本体は取付要領書ではセンターコンソール脇や運転席ロアパネル付近(足元)などを推奨しているようですが、後付感が嫌なのと車外から見えないようにしたかったのでグローブBOX内部に設置しました。(写真5)

　スピーカーはインパネの内側の見えない位置に貼り付けましたが走行中でも十分聞き取れるだけの音量が確保できています。

　前車(BE5C)に装着(インパネ内部)した当初(2002年夏)に通信エラーを数回経験し、そのうち一回はバーに接触もしました。　バーを間近で見た方ならご存知と思いますが、あれは接触しても車体にダメージ与えないような素材でできていて押されると観音開き（普段は上下開閉）になります。　インパネ内部にアンテナを設置していたのが不安定要因でないと断言はできませんが、明らかに地上装置や係員の対応にしても今より不安定で場所によるバラつきもあったと思います。　最近は通信エラーで緊急停止することは一切無くなりましたが、直前を走っているBL/BPレガシィや、ベンツ、BMWがエラーで止まるのに何回か遭遇しました。　これらのクルマは確かDOPでもアンテナをインパネ下に設置している場合があったと思いますが、因果関係が気にかかります・・・

車載器トラブル

　購入後約10ヶ月ほどしたときに通信エラーが頻発するようになり、さすがに危険を感じたためメーカーに保障修理依頼したところ、アンテナ不良が原因だったようで、無償交換（含再セットアップ）してくれました。

写真1： 三菱電機製ETC車載器　（セパレートタイプ）

写真3： 当初はインパネ内にアンテナを設置していたが･･･

写真4： 前面ガラス上部に移設　 (ミラーを外して撮影)