ミラーサポートシステム |
|
Nagai Electronics: Mirror Support System |
名称 | メーカー | 品番 | 価格(税別) |
ミラーサポートシステム | 永井電子機器 | 6303-10 | ¥- |
写真1: 通常ポジション - 後退ポジション R連動のバックモニターと併せて後方視界は完璧!? |
写真2: 製品パッケージ |
ミラーサポートシステムは、リバースギアに連動させてサイドミラーの角度を変える装置で、縦列駐車などの際にホイールが路肩の縁石に当たるのを防ぐのに便利なアイテムです。 欧州高級車などには以前から装備されていたようです。 実はスバルでも、純正のDOP(ディーラーオプション)としてレガシィ用他が一時期販売されていましたが、復帰位置がズレるなどが問題だったようで、比較的短期間でカタログ落ちしてしまいました。 私も前車レガシィB4(BE5C型)にDOP品を装着していてその便利さは体験済みで、売却の際にわざわざユニットを取り外してS401に移植しようと考えていましたが、残念なことにD型途中の小改良で車両ハーネスのコネクタ形状が変更になっていてポン付けは不可能であることが判明しました。 そんな中、永井電子からこの商品が発売になったので早速試してみることにしました。 |
|
スバルから純正DOPで発売されていたものに比べ、多機能化されています。 例えば、助手席側(左)ミラーだけでなく、ドライバー側(右)を動作させることができたり、、学習機能、2系統のメモリー、動作遅延回路、ミラーの自動格納などが行えます。 また、ミラーも上下だけでなく左右にも動かすことができます。 (スバル純正は上下動作のみ) 多機能になって細かい設定が可能になったのはいいのですが、逆に初期設定や補正作業などが複雑になって、マニュアルなしでは使いこなせなくなってしまいました。 肝心の基本性能であるミラー動作の精度ですが、気になって仕方ないというほどではありませんが、やはりズレます。 純正OPとは違い、角度が狂った場合にはミラーの移動量を簡単に補正できるようになっていますが、これも万能でありません。 更に復帰精度を上げるにはステッピングモータで位置角度をフィードバック制御しないと無理でしょう。 むしろ通電時間のコントロールだけでよくこれだけ正確に動くもんだと感心しています。 まあ、総合的に見ればミラーが自動的に下向きになってくれるという便利さの方が、精度上のマイナスポイントを圧倒的に上回っていると思います。 DOPの製品は助手席側足元の内張りを外す程度で済んだのと比べると、こちらはハーネスをドライバー側手元のパワーウインドウのコネクターに割り込ませるため、ドアの内張りをはずして車体側からドア側に配索しなければならず結構手間がかかりました。(写真3、4) 特に私は車体〜ドア間のハーネスが剥き出しのままになっているのが嫌だったので、ゴムブーツの中に配線の束を通すため一旦カプラからピンを抜いたりしたので余計手間がかかりました。(写真5) ハーネスの長さがギリギリなためコントローラ本体の置き場所(インパネ内部)にも苦労しました。
|
|
写真3: 割り込みカプラ(矢印)を接続 | |
|
|
写真4: 割り込みカプラ部分の拡大 | |
|
|
写真5: 配線はゴムブーツの中へ |
|
バックモニターのリバース連動と併せて縦列駐車、幅寄せには重宝しています。 S401もそうですが、ロープロファイルのタイヤを履いたクルマのホイール保護には必須アイテムだと思います。 |
最終更新:2004.11.25. |