パッセンジャ側 ロアパネルの交換 |
純正部品流用 |
Grade up lower panel passenger side |
名称 | メーカー | 品番 | 価格(税別) |
ロアパネル、パッセンジャ (A型〜D型前期) |
FHI | 66050AE200ML | ¥6,000 |
ロアパネル、パッセンジャ (D型中・後期) |
FHI | 66050AE330ML | ¥6,000 |
BE/BH型レガシィのD型年改車では、サポートアームやSPA、フラッププレートが追加されて商品性がUPされた面もありますが、2002年1月生産車以降(中期型〜)では、装備の簡略化、コストダウンもかなり露骨に行なわれた印象があります。 デフロスターグリルの風向き調整機構の廃止や、ここで紹介するロアパネルの材質変更がそれらにあたるでしょう。 プラス志向で解釈すれば構成部品を単純化してリサイクル性、環境への配慮を高めたともとれますが、ただでさえ評判の芳しくないレガシィの内装イメージを更に悪くしている感は否めません。 A〜D型2001年12月生産車までのパネルは、骨材(PP)を表皮材(PP-EPDM)ほかで覆った三層構造だった(写真2)のに対して、変更後はポリプロピレンの成型品(写真3)となり、風合い(弾力性)、シボの質感が全く別物(立体感に乏しい)に変わってしまいました。 実は、このパネルが変更されていたことにはずっと気づかずにいました。 ただ、以前乗っていたC型(BE5C)ではピタッと合っていたはずのセンターロアパネルとのチリがS401に乗り換えて合っていないのは気になっていて、組み付け不良かと思いこんでいました。(写真10) 最近になってS401乗りの方から情報を貰い、私も早速変更してみることにしました。 ■ 作業時間 1〜2時間 ■ 取り外し 交換するパネルはスクリュ(7箇所)でインパネ本体に固定されています。(写真6) パッセンジャーシートを最後位までスライドしてグローブBOXと助手席側のセンタロアパネルを取り外します。(写真4) これだけでも交換作業は可能ですが、太いハーネスが邪魔して工具が入れ辛いのと、下から覗き込む姿勢で作業しなくてはならず効率が悪いため、私は助手席エアバッグモジュールとキーレスコントロールユニットを外しました。(写真5) 助手席A/Bモジュールは、3本のボルト(10mmヘッド)で留まっているだけなので簡単に外せます。(写真8) ただし、電源がOFFにあることを確認してコネクタを外します。 危険且つ高価な部品(10万円超)なので丁寧に扱う必要があります。 キーレスC/UはグローブBOX左側(ドア側)にナット一個(10mmヘッド)で固定されています。 これらを外すと、パネルを固定しているスクリュのうち上側3本が簡単に目視できるので作業性は大幅にUP(特に取付け時)します。(写真6の黄色矢印) ドア側内側の2本、グローブBOX取り付け部の1本、インパネセンタ側内側の1本はグローブBOX側からアクセスして外します。(写真6の緑色矢印) ドア側サイドは突起2箇所でインパネボディに嵌っているので手前方向に引き抜きます。(写真7) ■ 取り付け 取り外しの逆手順で行ないます。 固定箇所が多いので締め忘れの無いように注意します。 私は、作業完了してみたらスクリュが一個余ってしまい、仕方なく再度バラすハメに・・・ 調べたら内側一箇所締め忘れがありました。 こんなポカミスのないように・・・(笑 写真2、3からも何となくおわかりいただけると思いますが、硬いプラスチックから柔軟な表皮になって感触が良くなったこと、センターパネルとのチリ合わせが完璧とは言いませんが大幅に改善(前車並に復活)しました。(写真9) 地味〜なモディファイですが、満足度は高いと思いました。 デフロスタグリルのページでも書きましたが、見た目にはどうみてもコストダウンしたとしか考えられないのに、補修部品の価格は同じままというのは一体何故?、と問いたいです。■ |
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写真1: ロアパネル(グローブBOX周囲のパネル) |
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写真2: 質感の比較 A〜D前期採用タイプ |
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写真3: 質感の比較 D中・後期採用タイプ |
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写真4: センタロアパネル、グローブBOXを取り外す |
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写真5: 助手席A/Bモジュールを取り外す |
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写真6: スクリュ固定位置@ (パネル内側から) |
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写真7: スクリュ固定位置 (外側から) |
写真8: 外した助手席A/Bモジュール |
写真9: A〜D型前期採用タイプ |
写真10: D型中・後期採用タイプ。 チリが甘い |
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最終更新:2004.12.21. |
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